審判部
   平成21年度「高体連ルール」について

1、第11条第2項 ネット下からの相手コートへの侵入

  ※ 下記条文の赤字は、平成20年度までのルールを表す。

(1)センター・ラインを越える相手コートへの侵入

@ 片方の足(両足)または片方の手(両手)が、センター・ラインを越えて相手コートに触れても、侵入している片方の足(両足)または片方の手(両手)の一部が、センター・ラインに接触しているか、その真上に残っていれば許される。

A 両足より上部の身体のいかなる部分が、相手コートに触れても、相手のプレーを妨害しない限り許される。

他のいかなる身体の部分も、相手コートに触れることは許されない。

 

( ○ ) このルールを適用する。

 

 このルールを適用した場合、懸念されることがありましたら下記に記載してください。

相手チーム選手の進入により、特に夏場の試合等でネット下付近が汗等でぬれている中でラリーが継続し、選手の足元が滑りそうな場合、どのような対応をすべきか統一見解を指導部会の折確認したいと思います。

 

 

2、第11条第3項 ネットへの接触

 ※ 下記条文の青字は、改正ルールを表す。

(1)競技者が、ネットに触れても、相手方のプレーを妨害しない限り、反則とならない。

(2)競技者は、相手方のプレーに影響を与えない限り、ネットを含め、支柱、ロープ、あるいはアンテナ外側のいかなる物体に触れてもよい。

(3)ボールがネットに打ち込まれ、そのためにネットが相手方競技者に触れても、反則したことにはならない。

  第11条第4項 ネット近くの競技者の反則

(1)競技者が、相手のアタック・ヒットの前か、そのプレー中に相手方の空間でボール、または、相手方競技者に触れたとき。

(2)競技者が、ネット下から相手方空間に侵入して、相手方のプレーを妨害したとき。

(3)競技者の足(両足)が完全に相手コートに侵入したとき。

(4)競技者が相手のプレーを妨害する行為とは、次のことをいう。

  @ ボールをプレーする動作中に、ネット上部の白帯やアンテナの先端80cmまでの部分に触れたとき。

  A ボールをプレーしているときにネットの支持を得たとき。

  B 不法にアドバンテージを得ようとしたとき。

  C 正当なプレーの試みに対して妨害するような動作をしたとき。

 

( ○ ) このルールを適用する。

 

 このルールを適用した場合、懸念されることがありましたら下記に記載してください。

特にありません。

 

 

3、第15条第10項 競技者交代の手順

 ※ 下記条文の赤字は、平成20年度までのルールを表す。

 ※ 下記条文の青字は、改正ルールを表す。

(1)競技者交代は、競技者交代ゾーン内で行われなければならない。

(2)競技者交代では、記録用紙に競技者交代の出入りを許可するのに必要な時間だけ競技は中断される。

(3)競技者交代の要求とは、正規の中断中に、交代競技者がコートに入る準備をして、競技者交代ゾーンの中にいることをいう。

   交代競技者は、交代が要求されたとき、コートに入る準備をして、競技者交代ゾーンの近くにいなければならない。

   そうでない場合は、競技者の交代は認められず、そのチームの遅延に対する罰則が適用される。

   競技者交代の要求は、記録員または副審によって受け付けられ、適切なブザーまたは吹笛により通告される。

(4)監督が、同時に2人以上の競技者交代をしようとするときは、要求の際その数を示さなければならない。この場合、交代は1組ずつ連続して行われなければならない。

 

  上記のルールから競技者交代の手順は、下記のようになります。

@ ラリー終了後、交代競技者は競技者交代ゾーンに入る。

A 記録員または副審は、交代競技者が競技者交代ゾーンに入ってきたことを確認して、ブザーまたは吹笛で要求を受け付ける。

  監督のハンドシグナルは必要ない。

B 競技者交代は、競技者交代ゾーン内のサイド・ライン上で行われる。

  (副審は、競技者交代ゾーン内のサイド・ライン上には立たない。記録員の手続きは従来と同様)

 

( ○ ) このルールの適用は来年度導入しない。

 

最低1年間は他団体の試合の様子を見て、来年度の委員総会にて検討します。

高体連の場合、地方の大会では監督の知識不足と記録員・2ndRを生徒がする場合もあることから、国内でこの取り扱いをまだ見たこともない状況で直ちに導入は混乱する懸念があるということから様子を見るという結論になりました。

 

 

4、第4条第1項 チームの構成

※ 下記条文の赤字は、平成20年度までのルールを表す。

 ※ 下記条文の青字は、改正ルールを表す。

(1)1チームは、12人の競技者、監督1人、コーチ1人、トレーナー1人、医師1人のメンバーで構成される。

   1チームは、最大限12人の競技者、監督1人、コーチ1人、トレーナー1人、医師1人のメンバーで構成される。

   FIVB世界大会では、医師は、前もってFIVBの認定を受けていなければならない。

   シニアのFIVB世界大会では、最大限14名の競技者で構成してよい。(リベロを除く正規の競技者は最大限12名)

 

ルールブックの上では、シニアのFIVB世界大会のみの競技者の増員ということから、増員の可否を西川JVA審判規則委員長に確認したところ、「高体連バレーボール専門部で独自に検討・決定してよろしい」という返答をもらい、慎重に検討したところ、指導普及の見地から最大限14名の競技者の導入を高体連バレーボール専門部ルールとして適用します。

但し、全国高校総体本大会(来年度でいえば奈良県開催大会)のみ全国高体連の人数割り決定がすでになされているので、現行の12人で実施します。これは、今後も変更は認められそうもないので、しばらくは継続すると考えます。

さらに、正規の競技者とリベロ競技者の人数割りについては

@     登録12名の場合リベロ競技者の数は0名・1名・2名のいずれでも良い。

A 登録13名の場合リベロ競技者の数は1名・2名のいずれでも良い。

B 登録14名の場合リベロ競技者の数は2名でなければならない。

 

 

5、第19条第1項 リベロ・プレーヤーの登録

(1)チームは、競技者のリストの中から専門的な守備のためのリベロ・プレーヤーを2人まで登録することができる。

   チームは、競技者のリストの中から専門的な守備のためのリベロ・プレーヤーを1人登録する権利を持っている。

   シニアのFIVB世界大会では、12名を超えて登録する場合は、専門的な守備のためのリベロを2名登録しなければならない。

(2)試合前に監督に指名された1人のリベロは、先発のリベロとしてプレーできる。リベロが2名登録されている場合、他の1人は控えのリベロとなる。

 

リベロ競技者の適用については、チームで2名有している場合、高体連バレーボール専門部で現行実施しているシステムを適用します。



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